ネロリのかおり

家族で一人だけ先にお正月休みを終え、まだぬるい空気をまとう男たちを横目に出勤していたころ、普段と違う装いをしたくなり、ネロリの香りを身に付けておりました。

ネロリはビターオレンジの花の精油です。葉はプチグレン、実(み)はビターオレンジと呼ばれ、同じ植物でも、抽出部位が変わると香りも効能も異なる精油になります。

大量の花びらから抽出されるのはほんの少量。我が家にあるのも1滴約0.05mlで数百円程度という高価なオイルです。

原液で嗅ぐとプチグレンに似て青さが立つのですが、薄めるとふんわりとした高貴な香りになります。波動も微細で、おのれの中の(肉体や心というより魂という言葉がしっくりきます)深部にまで働きかけてくれるので、中心に光を通し、凛とした強さを持たせてくれる。香りを嗅いだときに思い浮かぶまばゆい白い光を、自分も発しているように思え、優雅に堂々と在ることができるのです。

木と光

日常とは違い、自分のペースで時間を使える年末年始。すっかりゆるくなった自分を保ちつつも意識は未来へ向けることができるネロリの香りのおかげで、新年最初の仕事を楽しい気分で過ごすことができました。

さすがに仕事が忙しくなってきた今は、タイムの香りで現実感を取り戻そうとしています。

これから年度末までの飛ぶような日々は、エネルギッシュな香りのスパイスのちからが必要になることでしょう。